現役エバンジェリストに以下の質問をしてみました。

①どうしてエバンジェリストを目指しましたか?
②当協会はエバンジェリストを講師養成講座とは位置付けしていないため、講師が初級講座を開催できる形ではありませんが、それでも取得を目指した理由は?

エバンジェリストA

理事長:

どうしてエバンジェリストを目指しましたか?

エバンジェリストA:

私がエバンジェリストになろうと考えたのは、私自身が協会の提示している、考え方に救われたからです。
私は協会の考え方に出会うまでは、周りからの目を常に気にして生きていました。
しかし、協会の提示している、自分も相手も生命を尊重して関わるという考え方に触れて、 もっと自分の生命を大切に考えて向き合おうと考え方を変えることができました。
そして、自分が救われたきっかけとなった協会の考え方を広めるお手伝いをしたいと思ったからです。

理事長:

当協会はエバンジェリストを講師養成講座とは位置付けしていないため、講師が初級講座を開催できる形ではありませんが、それでも取得を目指した理由は?


エバンジェリストA:

協会の理念を広めたいと考えているので、私自身が講師養成講座を開きたいとは考えていません。

エバンジェリストB

理事長:

どうしてエバンジェリストを目指しましたか?

エバンジェリストB:

私はトレーナーという職業ですが、姿勢や呼吸というのは馴染みが深く、 「姿勢が悪いから腰が痛くなる」とか、「深い呼吸をすることでリラックスしましょう」というようなことが言われたりしますが、それを疑わずお伝えしてきました。

クライアントさんによっては、「トレーニングを続けている間は調子がいいのだけれど、やらないと調子悪いんだよね」と言われる方がいらっしゃいます。 それに対して、「トレーニングによって調子がいいなら、是非コツコツ続けてください。」とお伝えしたりします。

しかし、中には、姿勢が良くなったら腰痛が治るわけでもなく、運動をやめたら調子が良くなったという人もいらっしゃったりします。

また、「ぜんそくのせいなのか、深呼吸するとしんどいんです」と言われる方や、「ヨガをやっていると、呼吸が深くなってきた時に咳き込んでしまうんです」という方もいらっしゃいます。

そんな時に、このPhysical Expressionという考え方に出会い、衝撃を受けました。

立位でピンと背筋の伸びた左右対称の姿勢が『良い姿勢』と信じてきたのは、何だったのだろうか。

深呼吸をするとしんどい状態なのに、深呼吸がいいですよと言われたら、余計につらいと感じてしまうかも。

しかも、より良くなればと思いお伝えしているのに、逆に壊してしまっているのではないだろうか。

そこから、私自身のクライアントさんへの向き合い方が変わったのはもちろんのこと、いつの間にか、クライアントさん達の私への向き合われ方も変わってきたように感じます。

何より、クライアントさんが、よりご自身に向き合おうとしてくださる姿勢が感じられ、一番身近なご家族がその変化を感じ、家族関係までも変化していると言ってくださる方もいらっしゃいます。

今までの私のような考え方でセッションをされてるトレーナーさんもいらっしゃるのではないかな、そうでなくとも、クライアントさんとの関係性でお困りの方や、現状のセッションのあり方をブラッシュアップしようと考えられている方にも、このPhysicalExpressionを知っていただけるといいなと。

私がお伝えすることで、トレーナーさん自身にも、そのクライアントさんにも何らかの刺激となり、その波及効果がご家族、周りの方々へと拡がっていくと素敵だなと思い、エバンジェリストになろうと考えました。

理事長:

当協会はエバンジェリストを講師養成講座とは位置付けしていないため、講師が初級講座を開催できる形ではありませんが、それでも取得を目指した理由は?


エバンジェリストB:

トレーナーという職業柄、姿勢や呼吸ということは身近で、身体という切り口から考えますが、エバンジェリスト養成講座を受講してからは、呼吸や姿勢というのは身体のことだけではなく、いろいろな切り口で説くことができるのではないかと考えるようになりました。

例えば、建築に関係している方とかですと、家を一つ建てるにしても、Physical Expressionということを考えられるのではないかと思うんです。

家をどんな佇まいにするのか。それには、実際に入居した人がどんな風にその建物で住まうのか。ご近所さんはどんな方が住んでみえるのか。都会の喧騒の中なのか、自然が豊かなところなのかと、いろんな環境のことも考えるのではないかなと。

そして、例えば新婚さんが入居して、子供が生まれ育ち、独り立ちをした後、老夫婦二人で過ごす…などの時の流れに合わせて、どんな家であるべきかを考え、壁紙を変えてみたり、庭に木を植えてみたり、リフォームしたりと、時の流れやその入居者さんの表情に寄り添い、より良く過ごせる家というのを想像しながら、家造りをされているのかと思います。

きっと、地球上で起こっている様々な事象はつながっていると考えられるので、私がエバンジェリストとなることで、そうしたいろいろな職業の方達や、いろいろな経験をお持ちの方と出会う機会につながり、 それが、より自分の知識を深め、学ぶことが面白くなっていくのではないかと考えたからです。

加えて、そうしたいろいろな方とのつながりを通して、私が関わることのできる範囲を拡げることができますし、それにより、私が直接関わっている方たちにも、考え方の選択肢を増やしてご提供することができるようになるとも考えたからです。

エバンジェリストC

理事長:

どうしてエバンジェリストを目指しましたか?

エバンジェリストC:

Physical Expressionを、いろいろな人に知ってもらえるといいなと思うからです。

すごく多くの人には無理かもしれないけれど、まずは自分の家族や友人、周りの関係してくれる人達にお伝えすることができればいいなと思います。

そして、その話を聞いてくれた人たちが、その人なりに受け取ってくださると思うんです。

それが、健康につながるといいな

そして、生きやすさにつながるといいな

そう思います。

それは、私自身がそうだったからです。

子どもを育てていく中で、他人に迷惑をかけないように、しっかりしつけをしなければいけないなと考えていました。

でも、実際は、どうして注意しても聞いてくれないんだろうとか、何度同じことを言えばわかるのだろうと、もどかしい気持ちを抱えながら、子供たちに向き合っていました。

他のお母さん達は、「お宅のお子さんしっかりした良い子だね。」と言ってくださるのですが、私としてはまだまだだなと思ったりしていました。

「いただきます」と手を合わせて、感謝してご飯を食べなさい。

茶碗を持って、姿勢を正しくして!

箸の持ち方が悪いよ。

食事をする際には、そうした当たり前のマナーを身につけさせようとしていました。

エバンジェリスト養成講座で、

「子ども達は、食べやすい姿勢で食べているんだよ。背筋を伸ばした姿勢が、果たして食べやすい姿勢なのかと言ったら、そうとは限らないですよ。食べ物がのどを通りやすい、消化吸収のしやすい姿勢を自らが選んでいるとも考えられますね。」

とお聞きした時に、本当に衝撃でした。

良い姿勢で食べないと、消化しにくいと思っていたのに…茶碗の持ち方、箸の持ち方、いろいろなマナーは何だったんだろうか。

確かに、海外では、フォークやスプーンを常用する人には箸を持つもの難しいことだろうし、音を立てて飲むことがマナー違反だと考える人たちには、熱々の味噌汁をすするなんてことは考えられないことだなと。

一緒に食卓を囲む人達と楽しく食事を頂くためにしていることがマナーだとすれば、各々の考えた上で出てくるマナーであればいいんじゃないか、それを見つけ出せるように見守るのが親の役目なのではないかと考えるようになりました。

冷めた味噌汁なら音を立てずに飲めますが、作り立ての熱々の味噌汁をフーフーして飲んでもらう方が、作った側も嬉しかったりしますからね。

そして、私が当たり前としていたマナーやしつけは、画一的というか、ひとつのことに当てはめようとしていたに過ぎず、我が子がどうなのか?というところは考えていなかったのではないか、その子の個性を生かしてあげることに向き合えてなかったのかもと考えれるようになりました。

おかげで、勉強や遊び、いろいろな生活の中での子供たちの見方も変化しました。

また、子供を育てる中で私自身もストレスを感じてしまっているのは、私がそうしているに過ぎないということにも気づけたことで、以前より気持ちが楽になった気がします。

理事長:

当協会はエバンジェリストを講師養成講座とは位置付けしていないため、講師が初級講座を開催できる形ではありませんが、それでも取得を目指した理由は?


エバンジェリストC:

講師とかというように、誰かに教える先生みたいには考えてなかったです。

いいものは口コミしたくなるというか、そんな感じがきっかけだと思うんですが、Physical Expressionの考え方を知ったことで欲が出てきたというか、もう少し深く知りたいと思ったからです。

姿勢とか呼吸とかにしてもそんな風には考えていなかったというか、普通だと思っていたことがそうじゃないというか。

空気があって、水があって、植物があって、動物がいて、人間がいて…そして生きていられる。

お互いに生かし、そして生かされている。

壮大なプロジェクトの中の一端を担っているというか、そういう素晴らしいことなんだと。

大切に生きてほしい。

子ども達にもそれを伝えていきたい、そんなことを一緒に考えてくれる親御さんたちと知り合いたいと考えたので、ちゃんと学びたいなと思い、講座を受けました。

そして、その子ども達が親となり、また次世代へとつないでいってくれるといいなと思っています。

エバンジェリストD

理事長:

どうしてエバンジェリストを目指しましたか?

エバンジェリストD:

「目には見えない想いを診る、声にならない声を汲む、無意識の表情に寄り添う」ということを私がしてもらったからです。

「懸命に生きようとする、無意識な生命を受け入れ」てもらえました。

そして、私以外の人にもその経験をしてもらいたいなと思ったからです。

理事長:

エバンジェリストを講師養成講座とは位置付けしていないため、講師が初級講座を開催できる形ではありませんでしたが、それでも取得を目指した理由は何ですか?

エバンジェリストD:

皆さんにこのPhysical Expressionの考え方を知ってもらえることで、生きやすい世の中になっていくといいなと思ったからです。

人はそれぞれ、いろいろなストレスを抱えて生きていると思うのですが、

見えない力につぶされてしまい、生きにくくなっている人もいるのかと思います。

逆に、それを逆手にとって、自分ができないことの理由づけにしてしまい、その理由を悪者にして逃げている人もいるのかなと。

「あなたの骨盤は歪んでいるから、股関節に痛みが出るんだよ。子供を産んだ頃から痛み出したの?あ、そのせいで骨盤が歪んじゃったのかもね。」

我が子を妊娠・出産したことによって、股関節に痛みが出てしまったのならしょうがないなと思う一方で、妊娠・出産しなかったら骨盤も歪まなかったし、痛みも出なかったんじゃないかとも思いました。

子育てに疲れていた時だったので、何だか寂しい気持ちになりました。

でも、Physical Expressionの考え方を知ることで、こんな寂しい気持ちから抜け出せるんじゃないか。現に私はそうでした。

そして、こうしたことを言われて、寂しい思いになってしまうお母さんを増やしてしまってはいけない。

直接的にではないかもしれないけど、こんなことが虐待につながってしまったり、少子化につながったりということもあるのではないか、とも考えました。

私がエバンジェリストとして活動することで、誰かがホッとしてもらえると、私も嬉しいなと思います。